はじめに
SPiCYEです。私はフリーランス(個人事業主)のITエンジニアとして生計を立てています。
このブログは、私が個人事業主として活動する中で経験したことから得た知識を、ITフリーランスや、ITエンジニアの皆さまにフィードバックをしたいと考えてはじめました。
ブログの運営費があるので広告を載せていますが、アフィリエイトによる収入が得られないことについても、もちろん解説をしています。
住民税を手数料無料で分割払いにするテクニックについて解説しました。
ITフリーランス1年目の税金スケジュール
ITフリーランスとして独立・開業した方は、皆さまそれぞれ理由がおありでしょうけれども。
- ワークライフバランスのとれた生活
- 中間マージンなし、働いたら働いただけお金を稼げる
- 社内政治に巻き込まれずに人間関係に悩まされない
などなど、それぞれ求められていたことを実現できていますでしょうか?
そこで、快適すぎてお金は使いすぎてはいけません。開業1年目はとにかく節約してお金を貯め込むべきです。
理由は、2年目に支払う税金がとても高いからです。
2回にわけて、1月に開業した場合の1年目と2年目の、税金支払いのスケジュールをまとめてみたいと思います。
今回は第1回、1年目のスケジュールについてまとめて、解説をしたいと考えます。
モデルケース
今回は以下のケースの場合について記載します。「こういう時はどうなの?」というご質問がありましたらお気軽にご連絡をくださいね。
- 1月に開業、稼働開始
- 健康保険は、サラリーマン時代のものを任意継続
- 住民税は、普通徴収 (会社を辞めるとき、残りの住民税を普通徴収にするか特別徴収で一括で支払うかを選べます。手元に現金を残すために普通徴収にすることを強くお勧めします)
01月
住民税
モデルケースの場合、6月~12月まで分の住民税を支払っていましたが残った分を支払いを納税しなければいけません。
額が大きい場合、先日ご案内した「住民税を手数料無料で分割払いするテクニック」を利用するなどをご検討ください。
国民年金保険料
2024年3月現在、月額 \16,250です。クレジットカード支払いにしておくのがお勧めです。
毎月発生しますので、記事の可読性を高めるため、以後は記載しません。
健康保険料
任意継続した健康保険料の支払いが必要です。金額については、各健康保険組合のWEBサイトをご参照ください。代表的な「協会けんぽ」と「IT健保」のURLを貼っておきます。
こちらも、国民年金保険料と同じく、毎月発生しますので、以後は記載しません。
02月
なし。
03月
所得税
12月まで、サラリーマンのみで生計を立てられていた場合、確定申告(還付申告)をして支払い過ぎた所得税の還付をうけることがメインかと思います。
サラリーマンに+して、副業で収益を得られていた方は、確定申告をし、場合によって所得税を支払う必要があります。
04月
なし。
05月
固定資産税・都市計画税(1期)
土地や建物、住まいを自分で保有している場合、固定資産税を払う必要があります。
固定資産税・都市計画税は住民税と同じく4期に分けて支払いをします。
例えば、持ち家に住まれていて、ご自宅で仕事をされている場合、一部を経費にできる可能性があります。
住宅ローン控除との兼ね合いもありますし、税理士にご相談されることをお勧めします。
自動車税
事業/プライベート用途問わず、自動車を保有している場合は自動車税を払う必要があります。
事業で車を利用される場合、一部を経費にできる可能性があります。税理士にご相談されることを強くお勧めします。
06月
住民税(1期)
前年分の住民税の1期です。税額の1/4を支払います。
07月
固定資産税・都市計画税(2期)
同上。
08月
住民税(2期)
前述の通り。
09月
なし。
10月
住民税(3期)
前述の通り。
11月
なし。
12月
固定資産税・都市計画税(3期)
前述の通り。
まとめ
このように、ITフリーランス1年目の税金や保険料支払いは非常に緩いのです。そして、これは、2年目に一気に来ることを意味しています。
次回、2年目のスケジュールを解説しますが、くれぐれも、開業1年目は、実生活において節約を心がけることをお勧めします。
ITフリーランスになったばかりで、「売上=自分のお金」、と思ってしまい気が大きくなって、ついつい無駄遣いをしてしまおうと思うこともあるかもしれません。
事業に対する投資、つまり何かしらの投資をすることで、効率化を図れたり、売上があがるのであれば構わないと思いますが、2年目は本当にしんどいので、お金は大事に使うことを心がけましょう。
この記事が、ITエンジニアの皆さまのお役に立てることを心から祈っております。
この記事の続きはこちら。