ITフリーランスになる前に準備しておきたい、たった3つのポイント①
はじめに
私がフリーランス(個人事業主)になった理由
SPiCYEです。私はフリーランス(個人事業主)のITエンジニアとして生計を立てています。
私がフリーランス(個人事業主)になることを決めたのは、個人で開拓した顧客がいらして、その顧客に関する全ての業務を任されていたからです。小さな会社でしたが、会社員としての安定した社会保障と、フリーランスに近い立場で比較的高い収入を得ていたため、満足していました。そのままずっと続けていくことも考えました。しかし、当時の会社の社長が健康上の理由で退任し、別の会社に吸収合併されることになりました。新しい社長に仕えることになりましたが、彼と考えが合わず、正直な話、気に入らない存在でした。これはお互いそうだったのでしょう。その気持ちから、思い切って会社を辞めることにしました。理由は単純で、社長が気に入らなかっただけです。
私はその勢いで個人事業主として開業しましたが、勢いだけで開業したため、今振り返ると小さな後悔がたくさんあると感じます。もちろん、勢いとはいえ、開業前に準備したことによって、安心感を得られることもありました。そんな経験や知識を、将来独立を考えている方々にお伝えしたいと思います。
独立する前に準備しておきたいことを3つのポイントに絞り、具体的にどうすべきか、やる事を書いていこうと思います。今回はその1回目です。
ポイント① 食べて行けるかの検討
やるべきこと
収入源の確認
まず大事なのは、生活ができる、つまり食べて行けるか?ということでしょう。自分がフリーランスとして独立した場合、食べて行けるかどうかを検討するにあたって、見込まれる収入源がどれくらいになるのかを確認する必要があります。安定した収入がある場合は、その収入源を維持しながら独立することができます。私は幸い、会社員時代からの顧客がそのまま取引をしてくださることになったため、特に困ることはありませんでした。円満に退職できるということが前提になりますが、現在あなたが従事している業務で関わる顧客と、独立後に取引ができないか水面下で打診してみるのも一つの手です。また、副業などで安定した収入を得られている場合、会社員を辞めたことで空いた工数で、どれだけ売上を伸ばせるかを確認してみましょう。
収入源の確保
収入が不安定な場合や、独立後に収入が途絶える可能性がある場合は、独立する前に収入源を確保する必要があります。そのために必要なのは、「自分に何ができるか」つまり、スキルの棚卸しです。棚卸ししたスキルをどうするかというと。いわゆる、「クラウドソーシング」と言われる「クラウドワークス」や「Bizseek」をはじめとしたサイトに登録して、自分にできる仕事がどれくらいあるのか。単価はどれ位か?という確認をします。これにより、最低限いくらの収入を得られるかという青写真を描くことができます。
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独立したあとは、案件が獲得できない場合「クラウドテック」のようなサイトを利用して案件を獲得しにかかるのもありですけど。
家計や貯金や資産の確認と整理
貯金や資産を確認しましょう。独立後は収入が不安定になる可能性があるため、貯金や資産があれば、生活費や事業の運営費用などを賄うことができます。まずは、貯金・資産の棚卸しと家計の把握をするべきです。いわゆる家計簿アプリ「Money Forward ME」や「Zaim」といったものに銀行の口座、証券の口座、クレジットカード、各種ポイントなどあらゆるものを登録しましょう。私は「Money Forward ME」を使って棚卸しをしました。思い切って「Money Forward ME」に連携・登録できないものはすべて解約し、連携・登録できるものに切り替えました。また、積極的にキャッシュレス決済を利用して、収入・支出ともにすべて可視化しました。これにより、収入が途絶えたとしても、どれだけの間生活をすることができるのか、ということを把握しました。
まとめ
やるべきことは5つ
- メイン事業でどれくらいの収入を得られるかの見込みを出す
- スキルの棚卸しをする
- メイン事業がうまくいかない時に備えて、サブ事業でどれ位の収益を得られるかの見込みを出す
- 家計(収入と支出)を把握する
- 貯金や資産の管理をきちんとする
この記事が、独立を検討されている皆さまのお役に立てることを心から祈っております。
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